ロングトーンをしてもフルートの音色はキレイにならない
世の中には『ロングトーン』という練習があります。 一つの音を4拍以上長く吹くという練習です。
恐らく音色をキレイにするための練習なのだと思いますが
はっきり言ってこれでは音色はキレイになりません。
中には推奨しているプロの音楽家もいますが、日本人だけ。
海外のプレイヤーは、私が知る限り言っていません。
『ロングトーン』をしたら音色がキレイになるのであれば
プロは皆、毎日やっているはずですよね? フルート業界3大教本に『ロングトーン』について書かれた本があるはずですよね?
実際に『ロングトーン』をやっているプロを見たことがないのですが。 (長く音を伸ばす必要がある楽器はやっているかもしれませんが)
ちなみに私も、高校生の吹奏楽部の合奏練習以来やっていませんが
音色がキレイって褒めらますよ。
音を長く伸ばせば音色がキレイになるなんて、
月に向かってお財布を振るようなものですよ。
音色は正しい腹式呼吸と口の使い方次第です。
ロングトーンをしたからといって
正しい腹式呼吸ができるようにもならないし
口の使い方がうまくもならないです。
向き合うべきは自分の体と奏法。
だから『ロングトーン』は無意味なのです。
